2015年9月3日木曜日

カウンセリング4 ー優先順位をどうつける? 

前回の記事…診察とカウンセリング3 の課題を、今回は報告し、次につなげました。

報告内容:体調と計画、優先順位をどうつける?

いただいた情報一覧


一覧にするにあたって一部表現を変更・省略しています。
みなさん、苦労しながら、工夫されていました。
定型発達の方からのご意見は1件だけでした。やはり、比較的発達凸凹のある人は、「優先順位」「計画」「体調(セルフ・モニタリング)」に関して困難を感じ、悩んだり工夫したりしているように思いました。皆さん「苦手」で、むしろ方法を知りたい、探しているように見受けられました。これが自然にできるって、凄いことだと思います。

体調(セルフ・モニタリング) 

気分表を使う
→以前参考にさせて頂いて、使っていましたが、只今挫折中。今回のカウンセリングから再会します!やっぱり、これいいみたい。
・感覚過敏を緩和することで脳に余裕をつくり、疲労感を感じる余裕にまわす(必ずしも疲労感に空いた脳が割かれるとは限らないが)
・「体調を感じる」のではなく、「自分の体を外から機械としてみて、手動でメンテナンスるように。
ex.)作業し始めて◯分経った。体ほぐしとお茶を飲もう。
・体を動かす
・行動を順番づけて習慣化。細かいメモ。脅迫的になり過ぎないように、時間は測ったりしない。音楽一曲分でこの行動終わり、休憩、といったように、ゆるやかに。
・人との関わりを減らす。
・自分の体調が表情に現れるゆえに、「いま、顔の筋肉が動いてないけど怒ってません」など、まわりの人への気遣いもしておく。
→これをしておくと、自分だけでは補えない苦手をサポートしてもらいやすく、またお互いに気持ちよく過ごせますね。

計画・優先順位

・約束等をする場合、前もって「体調によってはキャンセルになるかも」と伝え、キャンセルのハードルを下げる
・計画を立てるときは、「最悪これだけはやる」ことを決める。それ以外は流動的になることを許し、その部分で「見通しがない不安」を緩和する。
ex.)もし明日体調悪かったら、キャンセルして寝よう。そのために携帯は枕元に。
ex.)急な残業で不安だ。でもどんなに遅くても20時には終わるだろう。寝るのはいつもの時間に。
→見通しを緩やかにして変化に対応するとともに、「変えない部分」での安心。両方からの攻めです。
・計画するときは、前日までになんとなく時間を決めて、覚悟する。その時点での自分の体調を鑑みて、翌日のことを決める。
→前回の記事で食事をしていたお友達本人から「大丈夫だよ」メッセージとともに頂きました。今回唯一の定型さんです。ありがとうございます…!

これから、どうするか


出来そうなもの、すでにやっているものを、ここから簡略化して取り出します。

1 約束のハードルをあらかじめ下げる・断れるようになる

・・・「頼む」ことの練習からはじめる。私は、「断る⇔断られる」「頼む⇔頼まれる」というやりとりが、想像してパニックになってしまうほど苦手だと判明したので、これから練習していきます。

1.5 1を行うために必要な「体調見極めアラーム」を探す

見極めアラームは次の図の、囲んだ部分です。


・・・現在わかっていること:体は固まるのにそわそわしていてしんどくなる
おそらくそれ以外にもあるので、前触れを探して、それが出たら休む・予定を断れるように練習する。

2 気分表を改めてつける

・・・「行動に伴う気分」、すなわち「何をすると気分が良く、何をすると気分(体調)が悪いのか」また、「体調が大きく崩れる前触れの症状」を見極めるため、今までの時間ー体調の対応のものではなく、時間ー行動ー体調の対応がわかるものを使ってみる。

いただきました


課題「断る⇔断られる」「頼む⇔頼まれる」


さて、3で募集したご意見に関する記事は以上です。
体調モニタリングのほうは、上記のように、「まずやってみる」ことになりましたが、新たな課題として、私は、自分が「する側」も、「される側」も、とにかく「断る⇔断られる」「頼む⇔頼まれる」という行動がとても苦手だということがわかりました。言葉と状況を想像しただけで、パニックになって混乱・涙が出てきてうわーっとなってしまったので判明しました。今までは、こういうことが「うまくできていなかった」んじゃないかと言われ、確かにそうかもしれないし、できていたとしても、とてもしんどい状態でやっていたのだろうと思います。

私にとって「頼むこと」「断ること」およびその言葉自体というのは、「相手の領域に侵入すること」だと感じます。そして、それを断る・断られることは、大きな壁や岩にぶつかって、世界がバラバラになってぐらんぐらんに揺れるような衝撃として感じます。とても怖いです。わけわからなくなって、キャーッとなってしまいます。

緊張するときもそうですが、こういう時も(この時も緊張するわけですが)、自分のたましいが右上のほうに抜けてしまって、体が斜めになって、地面が柔らかくうにゃうにゃとうねって、体の表面がしびれて感覚がなくなって、自分がきゅーっと小さく縮んでなくなってしまう、耳がきーんとするような感覚を感じます。

さて、このため、まずは今回主題としてつかったエピソードで私に必要だった「断る」ことに絞り、「断る方法」から、「実践ではなく方法論をまず考える」ことが次の課題になりました。例としていただいた方法が

●メール
●口頭
●(親しい間柄なら)カードを見せるなどのサインを決めておく

というものでした。
ここから、具体的な断り方・または、これ以外の断り方を考えていきます。そして、「友人との食事の時に体調が悪くなった」場合、どうやって断れたか?を検討していきます。

もし、こちらもご意見・考えありましたら、頂きたいと思います。よろしくお願いします。




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