2015年4月23日木曜日

話題を探すのはむずかしい


小学生の頃、よく一緒に帰っていたお友達としていたゲームがあります。
「話題探しゲーム」です。

ルールは、お互いになんでもいいから話題を出すこと。
それに対して応え返すこと。
会話が尽きたら、また話題探しだー、などと言って、繰り返す。
出てこなくても、遅くても、つまらなくてもいいです。
ペナルティも特にありません。
ゲームだと言っていますが、勝ち負けも特にありません。ゲームと言っているだけです。

私は雑談をうまくすること、広げることがあまりできません。嫌いではないですが、テーマがある方が話がしやすいです。(かえって話題に激しくのめりこんで厳しい意見や考えすぎた意見を言って、傷つけてしまうこともあるので、それはそれで注意が必要なのですが。)
気をつかいすぎる場合もありますが、大抵話すことがない(思いつけない)です。
目的なく出かけたり、何かしたりするのもなんだか地に足がつかないような不安があります。先が見えないからなのかな?ふらっとどこかへ行ったり、何かをしたりするのは楽しいと思います。でもなんとなく上手にできない感じです。

でも、こんなわけのわからんゲームで遊んでいました。
当時の私は楽しかったのか??と言いたくなるような内容です・・・。
でも、それにつきあってくれたお友達もいて、とてもよかったです。

他にも彼女らとはお絵描き遊びをしたり(特に、広い公園のグランドに人がいない時に、前面に魚や動物を描いて「水族館」を作る遊びを覚えています。その辺に落ちている木の棒で、地面に、ですが、大きなグランド全体に絵をかいて、水族館にするのはとても面白かったです。)、色水をつくったり、近所のお兄さんがスライム作りをしてくれたり、探検をしたりしました。テーマがあったり、ものを完成させるような流れのあることは、とても得意で、楽しかったです。

「話題探しゲーム」は、結局話題はなかなか見つからないし、会話は続かないことが多かったけれど、どんどんつまんないことを話題として出して、笑ってました。「できないまま」かもしれないけど、楽しく、でも話題がないことへのしんどさ・つまらないことをいってしまう不安を和らげる効果が、少しあったのではないかな?「天気・自然」といった、あたりさわりのない話題を出せるような練習になったかもしれないな、と思い、紹介しました。
できないことに柔軟に対応して、面白くしてしまえたことが、いいことだったと思います。
話題が出てこないという融通の利かなさ、固さと、それをゲームにしてしまうやわらかさの混在する、ふしぎな私とお友達です。

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